なぜ大規模修繕を行うの?その理由と流れを大公開

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大規模修繕の流れをチェック

修繕委員会の発足から始まる?

大規模修繕工事は急に始まるのではなく、約1~1年半前から修繕委員会が発足され、計画的に行われます。修繕委員会はマンションの掲示板などで告知の上で、参加者を集うのが一般的な集め方です。

修繕委員会の主な役割は施工会社や専門家を吟味、決定し打ち合わせを行う。マンションの住民向けの説明会を行い、質疑応答に答える。施工中のトラブルやクレームの窓口になります。これらを理事会へ引継するパイプ役が修繕委員会となります。その後、劣化診断で必要な施工をピックアップして足場の設置を行います。

足場組みを仮設工事と呼び、50世帯ほどのマンションであれば1週間程度かかります。但し10階以上の高層階マンションの場合はゴンドラを設置するので1ヶ月ほど時間が必要です。

大規模修繕工事を実施

足場や働く従業員向けに必要な環境が構築されたらさっそく大規模修繕工事を実施します。修繕工事の流れとして始めに行われるのは外装工事です。外装工事は景観のアップデートだけでは無く、防水や遮熱効果もあるので地域や建物の立っている場所によって臨機応変に対応していきます。

サッシが老朽化している場合は事故に繋がりやすいので、交換施工を行うケースもあります。外装工事の後は共有部の工事に取り掛かり、その進捗を逐一報告していきます。共有部の施工は階段やバルコニーなどの鉄部分のメンテナンス・エレベータ改修・廊下・玄関扉の補修となります。

つまりや漏水を防ぐ為にも給排水管設備の交換をする場合もあり、これらを全て終われば修繕工事は完了です。